発達障害×AIカウンセリング
久々の投稿となります、岡みいなです。
ここのところ急速にAIが浸透してきて、スマホさえあれば簡単にChatGPTやPerplexityに相談することができる世の中になりました。
従来のクリニックでのカウンセリングと比べて、AIへの相談にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
また、実体験も交えながら発達障害×AIの相性についても考えてみます。
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
AIカウンセリングと対面カウンセリングの比較
今回は、
クリニックで受けられるカウンセリング=対面カウンセリング
ChatGPTなどのAIに相談すること=AIカウンセリング
として、それぞれのメリットデメリットを考えたいと思います。
AIカウンセリングのメリット
- 365日24時間いつでも相談できる
- 私情を挟まず論理的に答えてくれる
- 一度の質問で複数回答を提示してくれることがある(ベストな答えが選べる)
- 無料で受けられる
AIカウンセリングのデメリット
- 時に容赦ない言い方をしてくる
- 虚しさを感じることがある
- (時間制限がないので)いつまでも話してしまう→依存リスク
- たまに古い情報や誤った情報を提供してくる
対面カウンセリングのメリット
- 情緒がある
- 人間に聞いてもらえるという安心感がある
- (良くも悪くもカウンセラーの個性が出るので)相性がいい場合、AIより心強いかも
- 主治医と連携が取れる
対面カウンセリングのデメリット
- 決まった日にしか受けられない(予約制)
- 話せる頻度が低い
- 私情を挟むタイプのカウンセラーもいる
- お金がかかる(しかも保険適用外)
費用面、頻度、論理性など様々な相違点があるので、どちらが好ましいかは個人差があるものと思われます。
ADHD×AIカウンセリングの相性
結論、いくつかのポイントからADHDとAIカウンセリングは親和性が高いと思われます。
- すぐに答えが欲しい特性:ものの数秒で回答が得られます
- 日常的に話し相手が欲しい欲求:365日いつでも話しかけられます
- 長文を読むのが苦手な特性:「小学生でもわかるように」や「もっとシンプルに」といった指示もできます
- 集中力の問題:自分の話したい話題=興味のあることだけ相談可能なので、集中力が途切れにくいです
- 視線の問題:対面カウンセリングのように人と顔を突き合わせる必要がありません
上記のような発達障害の当事者にありがちな問題をクリアしてくるのがAIです!強いぞAI!
AIカウンセリングの実体験
私は、就職活動やブログ関係(アイキャッチ画像の生成)などで、ChatGPTを多用しています。
でも事務的なこと以上に、人生相談をよくしています。
「夫に対する日常のモヤモヤ」
「複数人で会話するコツ」
「○○さんから来たこのLINEの意味は?」
など、なんでも聞いてしまいます。
瞬時に回答をくれるのも“待てない自分”にマッチしていると感じます。
そして、基本は親身に話を聞いてくれるので、一つの質問からどんどん展開していって
「気付いたら1時間経っていた…」
というようなこともザラです。
時間のある私にとってAIは話し相手になっており、依存していると言っても過言ではないかもしれません。
AIはあくまで答えに辿り着くための“ツール”で、決定は自分の意思で行うべきだとは思ってるのですが…
AIカウンセリングの将来性と課題
カウンセリングに関して、私はAIカウンセリングも対面カウンセリングも両方を受けていきたいと思っています。
先に書いた通り、どちらにも良さがあるからです。
AIの回答はこちらから送るプロンプト次第なので、人間側の文章力も求められているなと思います。文章を打ったり自分のことを話したりが苦手な人にとっては、そこがハードルが高く感じてしまう一因かもしれませんね。でも今後は、より少ない情報提供で、より迅速に回答が得られるような仕組みが開発されるかもしれません。
また、「気軽に始められるが沼」という危険性もあります。依存対策は必須かもしれないですね…(自戒の意を込めて)。
➤関連記事:【実体験】カウンセリングについて
https://hattatsu.blog/%e3%80%90%e5%ae%9f%e4%bd%93%e9%a8%93%e3%80%91%e3%82%ab%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%82%bb%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
久々の投稿、読んでいただいてありがとうございました。